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【ブックレビュー】マーケット感覚を身につけよう

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ミズタニ@三重県ブロガーです。

この本を読んで自分スキルを棚卸ししてみたら結構色々出てきてビックリしました。マーケット感覚で自分のスキルを活かせるのが楽しみです。

ちきりんさんは「社会はブロガー」です。お会いした事はないのですが、色々と本も出されています。この本もだいぶ前から気になっていたのですが、今回縁があって購入。「もっと早く買うべきだったか?」とも思ったのですが、今のタイミングだからこそ理解できている節があるので巡り合わせって結構重要だなぁとしみじみと。

ブックレビュー

同じモノが、同じ人が、そしてまったく同じ環境が、「なんの取り柄もないモノ」に見えたり、「大きな価値のある、これからの世の中で強く求められるモノ=売れるモノ」に見えたりします。会社を辞めることに不安を感じない人や、ごく普通の会社員から一転、異分野での成功を収めるような人は、なにか特殊な能力を持っていたというよりは、自分のごく身近にある「売れる価値に気づく能力」を持っている

その辺に落ちている「石っころ」だったり「木の枝」だったり。こんなものの何に価値があるのか?と思う。そういうものに価値を見出せるか?例えで出した石や木の枝は「アクアリウムをする人」にとっては需要がある。ミズタニも一時期アクアリストだったのでわかるんです。変わった形の石や入り組んだ形の枝は水槽内のオブジェとして価値があるんです。普段、注目しないものの価値に気付けるか?が重要。

今後は、「東京大学は世界で何番目の大学なのか」という評価が、「日本では一番」という序列より、重視され始めます。日本で最も先進的な癌治療を行なっている病院は、世界ではいったい何番目に進んでいるのかと、日本の癌患者も気にするようになるのです。 しかも、日本一になるために必要なことと、世界で評価されるために必要なことは、必ずしも同じではありません。日本で一番になるためのゲームと、世界で一番になるためのゲームでは、勝つためのルールが異なる

日本という枠組みの中で物事を考えるか世界という枠組みの中で考えるか。そのために必要な武器もルールも変わってくるという事ですね。ミズタニも色々な職場で働いてましたが、その職場職場で評価されるスキルやルールは違いました。そう考えると「まず、正解はない、今置かれている環境で評価される必要な事は何なの?」を見極める事が重要です。

ゲームのルールが変化しつつあるのです。これまでの日本では、国家資格が必要な職業はほぼ自動的に「いい職業」だと思われてきました。特に合格率の低い難関資格を要する職業ほど、「高給で安定している」と考えられていた

お上が国家資格で保証してくれる職業ではなく、市場で強く求められる職業こそが、いい職業です

よくテレビや雑誌で言われる事は、士業の資格を取っても需要に対して供給が多い為、仕事がなく、生活保護を受けなければやっていけない人がいるという事。この人たち、ミズタニよりよっぽど頭が良い。これまで単純にあった仕事に焦点を当てるのではなく、需要を見極めてそこで役立つ事ができる仕事をする必要があると感じました。そして、そういう仕事がしたいともミズタニは感じましたね。新しい事をするって楽しい!

既存の市場を取り合う競争では、勝つ人がいればその分を負ける人がいるというゼロサム(合計がゼロの) ゲームにしかなりませんが、新たな価値を見いだすことができれば、新たな市場、そして大きな経済価値が生まれます。まだ取引されていない潜在的な価値に気 がつき、市場化する——多くの人がマーケット感覚を持つことで、個人はもちろん、世の中もどんどん豊かになっていくのです

ごくごく一般的に思いつく事は既に市場化されている訳です。そしてそれが全てだと思ってしまう。だから既存の市場を取り合う構図が増えてしまうんですよね。新しい市場はブルーオーシャンな訳です。これを開拓し続けられれば市場を大きくできるし、その業界に利益をもたらせますね。

マーケット感覚を身につけることの最大の利点は、それさえ身につければ、変化が恐くなくなるということ です。今、急速に進む社会の変化を目の当たりにした人たちは、大きくふたつのグループに分かれ始めています。ひとつは、ワクワクしながら自分自身もその変化を楽しんでいる人、もうひとつは、日々伝えられる変化のニュースに不安を深め、どうやって自分と家族を守ろうか、戦々恐々としている人たちです

これ非常に重要なポイントです。今の仕事、なくなったらどうしよう?と考えてしまうと、その作業を自分1人で死守しようとするし、スキル伝達も出来ない。

一時期、ミズタニもこの罠に陥っていました。この仕事大変だけど、自分しかできない事だから今仕事をもらえてる。だから誰にも渡すもんか。と。もちろん、聞かれれば教えますし伝達はします。でも自分からはしません。肝心な部分は「盗んで覚えろ」と言わんばかり。ある意味職人的な立ち位置。でもね、これいつか破綻します。破綻しないかもしれないけど確実に新しい事に対する吸収力は衰えます。これって結構厳しい事です。特にIT業界は技術進歩が早いので10年経てば当時の知識なんて古すぎて使えないしそのスキルでは現在はやっていけない(そのマーケットの中では)。新しい事を覚えたり、現在のスキルを別のアプローチで利用したりするには今、死守しているそのものを手放して変化を受け入れる事から!

まとめ

マーケット感覚を身につける事でたくさんの可能性を増やす事ができます。これはミズタニの性分なのかもしれませんが新しい事ってワクワクしません?見つけた時のゾクゾク感とこれから広がる未来の光景を考えるとニヤニヤする。この本を読んでいると、勝手に想像が膨らんで楽しい気持ちになりましたよ。

何か商売をしていたり、物を売る仕事をしている人はこの本は読んでおく事をお勧めします。

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ミズタニが買った本の情報 

 マーケット感覚を身につけよう

ちきりん

発行 ダイヤモンド社

2015年2月23日 電子版発行(for Kindle)

マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

ちきりん ダイヤモンド社 2015-02-20
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