絶好調だったFitハイブリッドとヴェゼルハイブリッドに3回目のリコールを申請したらしい。半年満たない間に3回もリコールを起こすなんてありえない?今回の根源にあるのは同じこと?
原因は3回ともに「プログラム」が不適切
ニュースリリース
物理的な問題じゃなくて、制御プログラムなのかー。真実は知らないけど、なんとなくプログラムの組み方に問題があって、ある条件下で仕様外のルーチンに 入ってしまい(要はバグ)おかしな動きをしている・・・って感じでしょうか?で、付け焼き刃でプログラム改修かけたらあっちやこっちまで影響広がっちゃっ たか、同じようなバグが点在していてそれが洗い出しきれてなかったか?
と、プログラムをかじっているワタシは思ってしまう。
危機感低い職場ではよくあること
上記の推測話はワタシが経験のしたことのあるダメなプログラムを書いて発生したトラブルの話です。その案件は物理的生産に影響与えないし生命にも影響のないいわば「適当でも別に構わない」レベルの話です。
車の場合、命にかかわるのでそんな事態は絶対に防がなければダメだよね。ごめーんでは済まない。
過去には同じような経験が
1回目のリコール内容、そのままじゃないけど自分が昔載っていたクロスロードって車でも同じようなことが発生。交差点でブレーキ踏んで完全に止まり きる前にアクセルを踏むとエンジンの回転数だけ上がってギアが咬み合わない事象が発生していました。ディーラーに持ち込んでもコンピュータログにそのよう な結果が残っていないとの事で何も対策してもらえず(ちなみに4回位持ち込んでみたけど、結局原因わからなかった)。車には毎日乗る人で1ヶ月に2,3回 そんな現象が発生していたので怖くてその車は売ってしまいました。
今思えば、想定外のことが起きてるからログにも残らないパターンだってあり得たんでは?と思う。今回の発覚がログからなのか?は分からないけど。
今回の発覚もユーザーからの指摘だったし、絶対数の少ないクロスロードではそういうのは拾いあげてくれなかったということか?
あ、すんません、愚痴を言いたいわけじゃない。
納期が超心配
そんなことを言いながらも自分は今もホンダ車乗ってます。で、点検でディーラに1月に行って馴染みの営業の方と話していたんですが、やっぱりハイブ リッド車は人気で今からの発注では3月納車は到底間に合わない位の注文数で3月中にどれだけ納車出来るか?が心配との事。車の場合、ナンバーつけた時点で 初めて「購入した」と認められるので消費税5%で買えるのは3月中のナンバー取りが必須。4月に入ってしまったら8%になっちゃう。
今回のリコールの件で、全ての出荷の見合わせとディーラに届いている分も引き渡しの中止(全ては最新プログラムの適応が済んでから)が決定。
営業の人達の中にはきっと、少し余裕のあるタイミングで「今なら消費税5%で購入できるから」と約束してしまった人もいるに違いない。今回のストップでど れくらいの影響が出るか分からないけどプログラムの提供は2/21予定。2/10の発表だから11日(+プログラム適応の作業日数)の遅れが発生するの か。本質的に納期の「約束」は出来ない筈なのでディーラ見解としては約束はしないけど、これまでの慣習で「約束」してしまった人は戦々恐々ですね。
ディーラの整備の方々は2交代とかでプログラム適応を頑張るとかするのかなぁ・・・多分指示されるんだろうなぁ・・・ご苦労さまです。
本質はなにか?
今回の現象の回避策として、スポーツモードにすれば大丈夫なので対策できるまではスポーツモードで発進してくださいとある。って事はハイパワーを使 わないノーマル状態でかつハイブリッドならではのエコを考えた発進プログラムが用意されているメカに対して動くか動かないか?のシビアな要求だったんじゃ ないか?と思う。
個人的には求めているものが高度になり過ぎている上に分業化されすぎている為、それらをまとめてパッケージング出来る人材が少なくなってしまっているん じゃ?と思う。日本のモノづくりを考えた場合、分業化だけではダメで全体を見れる人も育てないといけないのかなぁ?と思います。この感想は車業界に対して だけではなくて自社でもね。
今回の要因の全ては「燃費向上を極限にまで高めようとした結果」だとワタシは思う。燃費競争も良いけど、ホンダの場合は安心して気持よく乗れる車を沢山作って欲しいなぁ・・・と思ってます。