ダイコクナオキ@ガジェットバカ(@N_Daikoku)です。
任天堂がニンテンドースイッチの新しいタイプを発売することを発表。今回のコンセプトはズバリ「携帯ゲーム機のアップデート」。3DSからバトンタッチで世代交代。Switch一本で戦い抜く戦略に出たね。
NintendoSwitchLite(ニンテンドースイッチライト)
このゲーム機の特徴は「携帯モード」に特化したゲーム機。携帯モードに特化しているからコントローラも一体型となり、持ち運びしやすいようにサイズダウンが図られている。
この結果、NintendoSwitchLiteは通常のSwitchに比べて1万円安い19,980円で発売される。過去の携帯ゲーム機が大体この値段くらいで販売されていたので王道を行った感じ。
もともと、NintendoSwitchのコンセプトは家でも外でも同一端末で「スイッチ」してゲームが出来ることをウリにしていた。プレイスタイルも「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」の3パターン。コントローラも本体から取り外し可能で様々なスタイルでゲームが出来る。そこから「TVモード」「テーブルモード」を捨てて割り切ったゲーム端末だ。
ゲームソフトによってはプレイが制限される
今回、コントローラーを本体と一体型にするにあたって割り切ったのがJoy-Con(Switchの分離できるコントローラー)にあったHD振動機能とモーションIRカメラの排除。
これによってゲームソフトによってはプレイスタイルが制限される。尚、任天堂のホームページでは別途Joy-Conを購入すればNintendoSwitchLiteでもこれらの機能を使ったゲームは出来るとアナウンスされているが、任天堂が公式で携帯モード専用って言ってるのにテーブルモード的スタイルでなら出来るよって言う矛盾から無理やり感が否めない。
NintendoSwitchLiteは誰のための端末か?
このタイミングでリリースしてきたのは、未曾有のNintendoSwitchフィーバーが落ち着き、新しい一手が欲しかった事とやはり「一家に一台」から「一人に一台」に広げるためには安く販売できる端末が欲しかったんだと思う。
カラーリング的にもまずは子供向けという印象を受ける。それもそのはず、2019/11には世界的人気ゲームとなった「ポケットモンスター」の最新作「ソード」「シールド」が発売になる。
クリスマス商戦と相まって、一気に普及していく事が予想できるよね。
NintendoSwitchLiteの登場によってゲーム表現の可能性は狭くなる
ゲーム会社からすればSwitch用のゲームを作れば、据え置き派にも携帯ゲーム派にも1本のソフト開発で提供できるメリットがある。
しかしながら、それはNintendoSwitchLiteを前提としたソフト開発になる。となると、「IRカメラ」や「HD振動機能」は最初から使わないコンセプトのゲームだけになってく。これって良いことだっけ?
Joy-Conが価格的に高いのはこれらの機能が搭載されているからと言われている。NintendoSwitchユーザはこの「今後使われにくい機能」の為に高いお金を払ってコントローラを購入しなければならない・・・って考えるとNintendoSwitchユーザとしてはなんだかなーって思う。
まとめ
最初見たときはサイズ感とか「いいなー!」って思ったんだけど、テレビモード(TVに接続してTVでゲームする)が出来ないのは痛い。
任天堂がせっかく高解像度で処理できる端末を作ったのにその恩恵が受けられないのはやっぱり寂しい。ってことで、個人的にはNintendoSwitchの方が良いです。
ただ、携帯ゲーム機として使いたいって言う人には1万円安くて持ち運びやすい端末サイズのNintendoSwitchLiteは魅力的だと思うので要チェックですね!