KindleOasis第10世代モデル購入レビュー!購入する価値はあるのか?徹底検証・考察してみた!

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ダイコクナオキ@ガジェットバカ(@N_Daikoku)です。

発売になったKindleOasis第10世代モデルのハンズオンレビューです。KindlePaperWhiteマンガモデルユーザが使ってみて使い勝手とか確認してみるよ!

KindleOasisハンズオンレビュー


まず、端末の小ささに驚く。7インチの画面を搭載しているのに6インチのKindle端末とサイズ感が変わらない。これはKindlePaperWhiteに比べてベゼルが細くなったおかげで端末サイズに比べて画面の占有率が上がっているため。

また、端末の薄さも魅力の1つ。KindlePaperWhiteだけしか知らないと、「こんなもんか」だったのに、Oasisを知ってしまったら、PaperWhiteがずんぐりむっくりで、ヤボったく感じてしまう。スタイリッシュになったねー!って感じだ。

画面の大きさは一度に表示できる文字数に直結するから7インチは嬉しい。

また、本の読みやすさは流石は電子ペーパ!という感じで疲れにくい。この辺りは他のKindle端末を使っていれば良さが分かると思う。

ページめくりの物理ボタンが嬉しい。確実にめくる事が出来る。超便利。

このページめくり、タッチディスプレイだけだと分かりづらいんだよね。例えば右手でKindle持ってて、次のページに行く時には左から右へとフリック入力するんだけど、フリックと認識してくれなくて、タップしたと認識されると「ページを戻る」になる。

本に集中してて、フリックしたつもりが1ページ前に戻ると、読んでて混乱する。あれ?これ読んだ気がする・・・って。これが章の切り替わりだったりすると1ページに表示される文章位置がズレるのでどこまで読んだか?確認する作業が必要になって本に集中できなくなる。それが物理ボタンだと心配なし!絶対便利!

色調変更は使い方によっては便利


第10世代モデルの目玉であるバックライトの色調変更はいい試み。色調は白色〜アンバー色を24段階で設定出来る。だがしかし、これは電子ペーパーの色を変色させているのではなく、あくまでも「バックライトの発光色を変える」機能であるため、バックライトの明るさに依存する。

バックライトの明るさも24段階で調整できるが、昼間など明るい環境下では24段階中、14以下の明るさでは色調変更の恩恵が得づらい。

逆に暗い環境下では明るさ6程度でも色調変更の影響は受けやすい。そして、色調がアンバーであるほど目に優しく感じる。

この事から暗がりの環境で本をよく読む人ほど、色調変更の恩恵を得ることが出来ると言える。

新しくなったと言われる電子ペーパーはどうなのかな?


KindleOasisの販売ページをみると、「次世代電子ペーパー技術採用」ってあったからサクサク感が増してるかも!という淡い期待もしていた。その構造上、液晶モニタほどにはならないとしても。

んで、結論から言うと「KindlePaperWhiteマンガモデル」と比較してページめくり時の速度は変わらない。ただし、安定しているから錯覚とプラシーボ効果で速くなった?!と感じることができるという結果だった。なんのこっちゃ?と思われるかもしれないが、この表現がシックリくる。その理由を以下に。

PaperWhiteとOasisを並べて置いてページを同時にめくると、次のページが表示されるまでの時間は(目で見た実測値として)全くと言っていいほど同じ。特に文章だけのページをめくると違いは分からん。

ただし、図や絵が多いページをめくるとチョットだけ違いが感じられる。電子ペーパーの場合、めくり → 一旦リセット → 次の画面表示というステップを踏むが

PaperWhite(電子ペーパー)だと
めくり → 画面リセット(半分くらい残像が残ってる) → 次の画面表示

に対して、Oasis(次世代電子ペーパー)だと
めくり → 画面リセット(真っ白)→ 次の画面表示

という違いがある。再度いうが「めくり」から「次の画面表示」までの経過時間は変わらない。あくまでも「中間時の処理のされ方」が変わっている。

でも、ダイコクの「感じ方」として、中間に残像が残ることで「もっさり」しているように感じ、中間に残像が残らないことで「キビキビ」しているように感じられた。この事から、あれ?速くなった?って思う。(プラシーボ効果だけど)

だから直感的には、「あれ?なんか速くなったような、なってないような・・・」っていう感じ。ただ、画面の切り替えは0.5秒程度なのでほんと一瞬。

左右非対称の端末構造は疲れにくい


KindleOasisは全体の1/3だけ厚みがある。ここにバッテリーなどが集中して搭載されている。ここの厚みを「握る」形で本を読む体制になる。端末自体も188g前後と軽いが、握る支点となる場所に重量が集中しているから端末はスペック値よりも軽く感じる

また、左右どちらで握っても大丈夫なように画面は自動反転する。まるでタブレット端末のよう。この感知速度も気になる程遅くはないので問題ない。

Oasisに買い換えることによって恩恵は受けられるのか?


既存ユーザがOasisを購入する意味はあるのか?っていう視点で考えてみると、OasisとPaperWhiteマンガモデルを比べてみて、「読書体験として得られる恩恵は画面の大きさの違い・物理ボタンの有無」である。先に書いたようにページめくりによる更新スピード等は全くと言っていいほど同じ。

Kindle端末やKindleリーダアプリを数多く使ってきて、分かった事はマンガを除く文章が多い本の場合、1ページに表示される文字数が多いほど読解力が増すのか、読みやすいし、理解度が高くなる。同じように感じる人であれば7インチというサイズはベストに近い。

また、タッチパネルの誤動作にイラっとした事ある人ならば物理ボタンの存在は読書に没頭できるアイテムとなる。

第9世代のOasisユーザが買い換える必要性は正直ないと感じる。バックライト色がアンバーになったからと言って、3万円の価値は・・・。誰かに売って、差額が1万円以内であれば・・・まぁなんとか。

KindleOasisは買いなのか?


Kindle端末は言ってしまえば「Kindle本を持ってないと意味がない」端末だ。たくさんのKindle本を購入していて、さらに電子ペーパーだと目が疲れないという利点に納得できていれば、良い端末だ。よく本を読むならなおのこと良い。

価格は3万円からである。この3万円に上記のメリットに納得し、お金を出せるか?になってくると思う。

もし、価値があまり感じられない・もしくは初めて端末を買うから躊躇しているのであればKindlePaperwhiteをオススメ。解像度もOasisと同じだし(300ppi)読書体験としては同じ恩恵を受けられる。両方とも防水端末だしね。それで体験してみて、大画面・物理ボタンに魅力を感じるようになるのであればOasisを改めて買うと良いと思う。

まとめ


Kindle端末のフラグシップモデルであるOasisを触ってみた感じのレビュー。Kindleリーダアプリが無料である中で、あえて3万円もする端末を購入する価値はあるのか?に対する回答は「ある」になる。ただし、本文中でも書いたけど、電子ペーパーの利点やKindle本をどれだけ持っているか?にもよってその価値はだいぶ上下する。

Kindle本を読むためだけに存在する超尖った商品だからこそ、一度体験してみる事を
オススメ!

KindleOasis 第10世代(2019発売)モデル 開封・外観チェック!

2019.07.28
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ABOUTこの記事をかいた人

三重県ブロガーでガジェッター 毎日をワクワクの出来事でいっぱいに! 気になったガジェットの紹介から始まり ダイコクが購入したガジェットのレビューをメインに更新中。 日々の生活の中での「ワクワク」を文章にしてお届け。 二児のパパでもあり、イクメン活動中。 本も年間100冊くらい読んでます。 自分の中の気づきも定期的にエントリとして綴っています。