ダイコク@三重県ブロガーです。
うつになりやすい人の特徴として、完璧主義者だとよく言われます。
しかし、人間生まれながらに完璧主義者として誕生する人なんていない。
原因は職場や学校などの人の周辺環境で生み出されるというはなし。
完璧主義者はなぜ生まれるか?
完璧主義という言葉をWikiで調べてみると以下のようにあります。
完璧主義(かんぺきしゅぎ、英: Perfectionism)とは心理学においては、万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと。定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のことである。このような思想を持ったものや、そのような心理状態の者を完全主義者、もしくは完璧主義者(英: perfectionist)と呼ぶ。
簡単に言えば、「より良い状態を造り出したい」と言う思考状態ですね。
うつになってしまうのは「完璧な状態」が普通なのにそれが達成できない状況が長く続く事で精神的に参っている状態とも言えます。
じゃあ、完璧主義になんてならなければ良いのに。と思うそこのアナタは正解だけど不正解。
人間誰しも完璧主義じゃ無いんですよ、本来は。
ではなぜ、完璧主義者が生まれてしまうのでしょう?
それは周辺環境が大きく影響しているんです。
学校で100点を取るのが当たり前な進学校、失敗が許されない職場環境など。
こういう環境に身を置いているといい加減な人間も次第に完璧主義者になってしまうのです。
自分の場合は職場環境。
システムの運用業務をしていて24時間365日稼働しているシステムをトラブル無く動作させることを命題とされている環境に身を置いていました。
動いているのが当たり前。動かないのが異常という環境にいればそりゃね、いい加減な人間であったダイコクも完璧主義に染まっていくわけですよ。
完璧主義者はめんどくさい
完璧主義者は異常にめんどくさいです。何か行動をするにしても「失敗しない根拠」が必要になるから。
「失敗=あってはならないもの」なんです。そんなの無理に決まっているのにね。
無理と決まっていても、失敗すると何でだー!って落ち込むし、いらだちもする。
失敗をたくさんしなさいと言う名言(?)がありますが、完璧主義に陥っている人から言わせれば何を甘いことをっ!って思ってしまうものです。
完璧主義の人は過去に失敗を非難され続けている傾向にあります。
失敗が許されないというのはそういうこと。
因みに、完璧主義者に見えて完璧主義者では無い人もいます。
その人は「しっかりと割り切れる人」こういう人に慣れると非常に羨ましいと感じます。
現代のうつ状態の人が増えているのは周辺環境のせい
今の時代って、過剰に品質を求められる風潮がありますよね?どんな業界においても。
それって完璧主義という考え方の人が増えているんだと思います。
それは自分もそういう環境に身を置いているから周りもそうしろ!という同調を知らず知らずのうちに受けているし、しているから。
100年前の人と現代の人って人間として根本的に変わっているか?と言えば一緒ですよね?
人間として同じなのに求められる品質は天と地ほどの差がある。
そういうコトがうつに繋がっているんじゃないか?と思うのです。
まとめ
今、心理カウンセラーの方が注目されるのは本来の人間が否定される環境にあるからだと思います。
でも、本来の人間なんて完璧主義とはかけ離れている存在なんです。
失敗もすれば忘れもする。
そういう本質を受け入れられる周辺環境が必要なのかも知れません。