ダイコクナオキ@ガジェットバカ(@N_Daikoku)です。
先日、iPad@2017モデルが発表されました。iPad誕生から7年目に入って投入されたiPadはタブレット端末入門用として扱いやすい値段設定で強力な処理能力を秘めた一台となってますね!
第4世代iPad(2012年発売)を利用しているダイコクが乗り換えるならこのiPadは良いかも!と思っています。この1台に秘められたAppleの思いをダイコク的目線から紐解いていきたいと思います!
iPadの歴史を簡単に振り返ってみよう
iPadは2010年に発売されて以来、毎年のようにバージョンアップを繰り返しています。しかも、2年に一回くらい名前が変わるという状態なので分かりづらいんですよね。
そんなカオスな状態なので1回iPad(9.7インチモデル)の遷移をまとめてみると次のようになります。
– iPad(初代)[2010]
– iPad2(2代目)[2011]
– 新しいiPad(3代目、Retinaディスプレイ初採用)[2012]
– iPad (4代目)[2012]
– iPad Air(5代目)[2013]
– iPad Air2(6代目)[2014]
– iPad(7代目)[2017]
2016年に「iPad Pro」が発売されていますが、こちらは現役で機能的にも上位機種で別製品と位置付けられているので今回は省きました。
iPad@2017モデルはiPadProの廉価版という位置付け
こうして見てみると、「すげぇ分かりづらい」っていうのがよく分かりますね。ただ、今の時点では数字をつけていくナンバリングは今後避けていくと予想されます。
Appleは以下のような切り分けで製品を展開する予定のようです。
- 普及価格帯の「iPad」
- 上位機種の「iPadPro」
iPad(2017)とiPadProの違いは細かい点をあげればいっぱいあるのですが主に次の違いがあります。
- 内臓スピーカーの数
- 背面カメラの画素数
- Smart Connectorの有無
- ApplePencilへの対応状況
- フルラミネーションディスプレイの有無
- 反射防止コーティングの有無
これらの機能が無い(低い)のがiPad@2017モデルに当たるのです。しかし、画面の画素数など「見る部分」に関しては同じとなっている為、単純に「タブレット端末」として利用するなら何の問題もなく利用出来るiPadとなっています。
廉価版と言いながらも、CPU、メモリにはiPhone6Sと同じスペックのものが搭載されている為、基本動作としてはサクサクした動作が期待できます。
値段は37,800円〜。これ、すっごく安く無いですか?安すぎますよね?
AppleはなぜiPad@2017モデルを投入したか?
iPad製品は上記のように紆余曲折あって今の形になっています。最初はiPadProというのも「12.9インチディスプレイのiPad」という位置付けだったのです。その後、9.7インチ版のiPadProが出て「iPadは高級製品」という認識となっています。
2017年3月現在、iPadを含むタブレット市場は売上が落ちてきているようです。売れないのは製品に魅力が無いのではなく「欲しい人には既に行き渡った」と考えています。つまりは飽和状態。
この手の製品、ガジェット好きからみると新製品はとても魅力的なんですが一般ユーザの目線から見ると「タブレット端末はもう持っている」っていう感覚なんですね。テレビや冷蔵庫と同じで1回買ったら壊れるまでは買わないという立ち位置。
だから「これからユーザ」の為の端末が必要だった。その時にiPadProはAndroidタブレットと比較して値段的に手を出しづらい状況にある。だからこそ「タブレット端末としては申し分無い」廉価版をリリースしてきた。
たくさんある選択肢の中で値段が安くてiOS搭載というのはアドバンテージが強いですからね。よく分からない格安タブレット端末を購入するならiPadを買っておいたほうが間違い無いと。
iPad@2017モデルをお勧めしたい人
実は今回のiPadをお勧めしたい人は先ほど言っていた事に反するんですけど「iPadAirより前のユーザ」だったりします。
特に長期間売っていて、売れまくっていた「iPad2」ユーザの皆さん、最近のiOS導入されていますか?ダイコクもiPad(4代目)とiPad2を利用しているのですが、残念ながら動作はモッサリしています。タップしてもすぐに反応してくれないからタップが有効なのかどうなのか?が非常に分かりづらい。
そういう既存ユーザの買い替えの為に今回のiPadはあると思うんです。特にiPad2ユーザにとってはRetinaディスプレイという強力な武器も手に入れれる。やっぱりね、Retinaディスプレイは綺麗すぎるんです。1回使ったら普通のディスプレイは汚く感じる。
搭載されているCPU、メモリはiPhone6Sに搭載されているものと同等になります。この為、処理能力に関しては何の問題も感じません。サクサク動作が期待できるのでとても良いかもしれません。
まとめ
新しく出るiPadはてっきり「iPadProの新しいやつ」と思ってました。しかし発表されたのは廉価版のiPad。上位を目指すのも大切ですが、利用ユーザの幅を広げることでより多くの人にiPadを使ってもらおうという方向であることが分かりましたね。
値段も「37,800円〜」と入門用の1台としてはとてもリーズナブルだと思うんですよ。9.7インチのRetinaディスプレイにiPhone6Sと同等の処理性能、32GBの記憶領域・・・これが37,800円で手に入るんだったら購入を考えちゃましょう!
引用:Apple
iPadマスターブック 2016 Pro・Air2・mini4対応 | ||||
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iPad超活用ガイド 2016 2016年3月発表iPad Pro 9.7インチ対応!! (英和MOOK らくらく講座 242) | ||||
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