ダイコクナオキ@ガジェットバカ(@N_Daikoku)です。
ワクワクラボでもMVNOの話題で何度か取り上げてきたFREETEL。それを運営してきたプラスワン・マーケティングが民事再生手続きに入りました。特色ある端末をたくさん提供していただけにガジェット好きとしては残念。
ただ、その特色ある端末も実物が見れないというデメリットは覆せなかった。
プラスワンマーケティングが民事再生手続きに
公式サイトにも記載されています。
FREETELといえばMVNOが一般に認知されるタイミングで個性あるSIMフリー端末をリリースしてきた。MVNOは回線を提供するものという概念を壊し、「ここでしか手に入らないもの」という付加価値で一目置かれていた。
しかしながら、独自端末は当然開発コストがかかるので「売れなければNG 」というデメリットを覆せなかった模様。
FREETELのMVNO事業はすでに楽天モバイルに買収済
FREETELのSIMを利用しているユーザは既に知っていると思うが、SIM事業自体は楽天モバイルに2017/11/01付で変わっています。
サービスもFREETEL時代のものがそのまま継承されている。なのでユーザへの影響は少ない。
舵取りが難しいMVNO事業
MNVOが普及してきた現在、SIMフリー端末に求めるものも大きくなってきています。MVNOが出始めの頃は「回線も安く・端末も安く」というのがMVNOのウリだったわけですが、一般ユーザが流入するにつれ「端末はある程度サクサクで使いやすいものを」が当たり前になってきた。
特にiPhoneを始め、大手メーカーがSIMフリー端末を日本で提供するようになってきてからはその流れは顕著で独自開発した端末というのは余程のことがない限り選ばれにくい状況になっている。
プラスワンマーケティングが考えていたのは「MVNOはどこを選んでも同じ」というところから「オリジナル端末を提供する」という付加価値をつけることによってユーザを惹きつける作戦だった訳です。他社がやっていないことをやる。
しかしながら、一番お金がかかるやり方でもある。資金が豊富にないと継続性が厳しい。
やってみないと分からない事とは言え、厳しいですね。