ミズタニ@三重県ブロガーです。
人間、悩みは尽きないもの。一つの悩みが解決したと思ったら、次の悩みが出てくる。それを解決するとまた次の・・・延々とスパイラル。
ミズタニの場合は、どのガジェット買おうか?とかそういう悩みが多いんですけどね。あ、仕事の悩みもありますよ。少しは。
本人は真剣に悩んでいるつもりでも、その悩みって側から見ると「どうでも良い事」だったりしませんか?(ほら、上で紹介したミズタニのガジェットの事とか、どうでも良いとは失敬なっ!ってミズタニは思ってますが)
当事者だからこその悩みもありますが、それって考え方で変えられます。そんなトレーニング方法を伝授してくれる一冊を紹介します。
ブックレビュー
人生を左右するような大きな悩みを抱えたとき、人は悩み、迷い、その中で決断をしていく事で、人として成長していくものだと思います。
ただし問題は、僕たちが悩んでいる事の多くは、後になって冷静に考えてみると、大したことのないことばかりだということ。そんなに時間をかけて悩んでも仕方のない事だったりします。
ミズタニのガジェットの事然り、大した事ない事で悩んでいても仕方ない。本当に悩むべきは人生を左右するような大きな悩みなのですよ。
「つまりは、気の持ちようが大事!」といった精神論ではなく、脳や人体の仕組みから考え、理解し、その上でどう行動に移すか、どう考えていくかを変えていくべきかを紹介
著者は「脳科学者」。脳科学者が研究者の立場として、脳の働き方を研究し、どうすれば悩まない習慣を作り出せるか?を本書では31のトレーニングとして紹介しています。
著者によると、感情を揺さぶられる出来事に対しても、落ち着くためにちょっとしたアクションを習慣化していく事によって脳は耐性をつけられ、悩む事がなくなるとしています。習慣化、大事ですね。そして、ラグビーの五郎丸選手で有名になったルーティン動作もこれの一種ですね。いつでも落ち着いていられる気持ち作り、大切です。
ものごとを後ろ向きに捉えてしまうなぁ・・・という場合には、前向きでポジティブな友人と話してみたり、そういう人の言動や考え方をちょっとでもいいからマネをしてみることです。
よく、気持ちの持ちようが大事と言いますが、そもそも落ち込んでいる時やマイナス思考の時って「気持ちが持てない」ですね。そういう時には良い人(自分が羨ましいと思う人)のマネをする。マネって結構重要です。言葉尻だったり動きをマネすると、だんだんその人らしく「勝手」に体が動いていくもの。そこからポジティブな考え方にチェンジしていけば良いんではないでしょうか?
自律神経系とホルモン系の働きを調節しているのが、僕たちの脳です。
つまり、ストレスがかかるとまずは脳が反応し、脳の変調が体のあちこちに変調をきたすのです。
ストレスを感じる時に起こる体の変調。でもこれを繰り返して習慣化すると、だんだん脳の変調が鈍くなり、体への変調も薄れてくる。この時に感じるストレスは最初に感じたストレスではなく、克服された善玉ストレスになるんですよ。
人は不安があると他の事を何もしたくなくなり、あることにとらわれてしまいそうになるのですが、何かアクションを起こしてみることが大切です。
アクションを起こす時は没頭できる単純作業が脳には良いみたいですよ。一つの事にとらわれ過ぎてもいけない。それによって別の解決策が思いつく本もありますね。
そもそも、「目標を立てて努力する」というのは、世の中で言われるあたりまえのことの1つですが、じつは大変高度な作業です。
目標に向かって努力するためには「1.成功体験を積む」「2.仲間と一緒に動く」を連携させると目標に向かって進みやすくなる。また、試行錯誤が大事なポイントのようですよ。
まとめ
この本は章仕立でこれまた31個のポイント全てが大切。全部を紹介したいところですがネタバレも良いところになってしまうので印象に残ったところをピックアップしました。また、著者は最後の31ポイント目で「まわりを上手に気にしないー「なぜそうするのか」考えるー」というタイトルをつけています。どうでもいいことで悩まない技術の集大成はここにあるなぁと思いました。自分がする信念というか「軸」をしっかり持つ事によって(自分にとっての)その他大勢の脇役からのツッコミで悩まない事が一番大切。
ここをポイントにミズタニも活動していきたいと思います。
ミズタニが買った本の情報
どうでもいいことで悩まない技術
柿木隆介
発行 株式会社文響社
2015年10月14日 第1刷発行
どうでもいいことで悩まない技術 | ||||
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