ダイコク@三重県ブロガーです。
先日、Appleが2016年第2四半期決算を発表。2003年以来、初の前年同期比で減益となりました。
特にiPhoneの売上高が落ちている。このことから見えてくるiPhoneの立ち位置をダイコクはこう考察しましたよ
iPhoneの売り上げダウン
iPhoneの売り上げが2015年第2四半期が6120万台だったのに対して、2016年第2四半期が5120万台と16%も売り上げがダウン。
ダイコク感覚からすれば3ヶ月で5120万台も売れれば十分なのでは?と思うのですが
それはそれ、経済の世界は右肩上がりじゃないと評価されない。寂しい世界です。
iPhoneの売り上げダウンの要因は?
売り上げがダウンした原因はいろいろ言われていますが、一番シンプルなのは「必要な人に行き渡ったから」です。
例えば、2015年の売り上げを見てみると
- 第1四半期 : 7450万台
- 第2四半期 : 6100万台
- 第3四半期 : 4750万台
- 第4四半期 : 4800万台
1年間で2億3100万台売ってるんです。
Appleの成長率が20%と仮定すると、2014年は1億9000万台、2013年は1億5000万台。
先日エントリしたApple製品の想定利用年数的に言えば3年なので5億7100万台。
iPhoneでいうと2013年はiPhone5、5Sの時代。ってことは長く販売していた4Sを利用する人も多いから現役のiPhone機種って7億台弱くらいはありそう。
これだけの端末が世の中で稼働している訳です。欲しい人には行き渡った感じですよね。
また、製品が熟成されてきてハードウェアスペックが必要十分になったというのも大きな要因。
これで買い替える必要性を感じなくなってきた。
また、iPhoneSEが発売されて値段的に安いけどパワフルな商品はiPhoneを持っている人には響くけど、新規需要にはなりにくいと見てます。
だって、安さで言えば中古のiPhoneの方が安いから。
安さを求めている人は安ければ安いほど良い。
特にiPhoneはどの端末でも同じように利用することが出来る。だったら安い方でいいやって考える人も多い訳です。
iPhoneは転換期に来ている
iPhoneという発明は素晴らしかった。
画面1つにボタン1つでなんでも出来る電話というシンプルさがウケた訳です。
逆にシンプルゆえにもう発展できる要素が無くなってきた。
発展するものも既存機能+α。あとは防水対応くらいかな?
iPhoneというコンセプトを発展させ、再発明が必要な時期に来ているんだと思います。
こんな製品があったらみんな便利だし、驚くだろうなぁーというワクワク感が。
まとめ
初めてiPhoneが発表された時には「こんなの物好きしか買わない。失敗する」とまで言われました。
でも、今となっては売れまくった。それくらい世の中をひっくり返した訳です。
すでに9世代目に突入しているiPhone。製品サイクルで言えば熟成期を迎えています。
ここからAppleが新しい製品・コンセプトを見せてくれるのに期待!
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