ダイコクナオキ@ガジェットバカ(@N_Daikoku)です。
先日、WWDC17で発表されたMacBookですが、早速アップルストアで注文できる状態となってますね。購入しようとワクワクしている人も多いのではないでしょうか?
しかし、一点だけ注意して欲しい点があるのでエントリとして書きます。
MacBook@2017は正常進化バージョン
MacBook@2017は外観は以前からの引き継ぎとなっており、その薄さやファンレス構造などは変わりありません。
CPUに関してはCoreシリーズの第7世代であるコードネーム「Broadwell-Y」シリーズを搭載しています。2016モデルは第6世代であるコードネーム「Skylake-Y」シリーズを搭載していたので正常進化ですね。
CPU 名称が実に紛らわしい
Appleのホームページの仕様や購入画面でのCPU選択画面では以下のように記載されています。

そう、デフォルトのCPUは「Core m3」でオプションや上位機種では「Core i5」「Core i7」が搭載となっています。
これだけ見ると、「あれ?MacBookにもMacBookProに搭載されているCPUが搭載されるの?」と思うじゃないですか?
大きな勘違いなので本当に注意して下さい!
違うんです、第6世代のCore mシリーズから第7世代は名前が変わって
- Core m3 → Core m3(型番は7Y3*)
- Core m5 → Core i5(型番は7Y5*)
- Core m7 → Core i7(型番は7Y7*)
ってなってるんです。中身はCore mアーキテクチャだけど名前を変えました!的な。
これまでもCore iシリーズはデスクトップ向けやモバイルPC向け等、種類もたくさんあった中で今回、Core mアーキテクチャのシリーズがCore iシリーズを名乗るようになったのです。
わかりやすく言うと、Core iシリーズもモバイル向けは以下のように型番が分かれるようになりました。
- ****HQ:ハイパフォーマンス向け(MacBookPro 15インチ)
- ****U:ベースモデル(MacBookPro 13インチ)
- *Y**:低消費電力向け(MacBook)
性能に関してはMacBookProに搭載されているCore iシリーズとは別物。そこだけ理解した上で選択して下さいね!
それでも第7世代のCPUを積んだMacBookの魅力は変わらない
MacBook@2017に搭載されたCPUは超低電圧(4.5W)で動作するモバイルに特化したCPUが搭載されています。
しかしながら、MacBook@2016(Core m5)で計測されたCPUパワーは第4世代のCore i5(4260U 15W動作 MacBookAir@2014搭載)と同等か上ということがベンチマークから明らかになっています。
この事実から見ると、Core iシリーズを名乗っても名前詐欺にはならないスペックは持っています。
これの正常進化ということで今回のMacBookもギンギンにCPUを動かすアプリを利用しなければサクサク使えると思います。
まとめ
インテルの販売戦略の変更で一般ユーザが非常に誤解をしてしまいそうな内容だったので単独でエントリにしてみました。
アップルのサイトをチェックしていて、ダイコクもはじめは勘違いして一人でテンション上がってたのですが、よくよく調べてみてみると誤解が判明。テンション上がった分、残念な気持ちになってしまった。
MacBook@2017を狙っている人は注意して下さいね。