ダイコクナオキ@ガジェットバカ(@N_Daikoku)です。
発売されたMacBook@2016モデルのCPU、グラフィックス性能について調べてみたよ。
第6世代のCore mプロセッサー
型式でいうと、Skylake世代のCore Mプロセッサー。昨年発売された最新のモバイル用CPUです。
性能的には同時期に発売されたCore iシリーズより劣るけど、Celeronシリーズより上といったところ。
ただし、2010年頃に発売された第1世代Core i7よりも性能は上。第2世代Core i5と同等くらいです。
端的に言ってしまえば、通常処理における性能としては必要十分。
名前がCore Mでファンレスという事で性能を疑ってしまうけど、実はパワフルなCPUです。
MacBookに搭載されるのは特別バージョン
第6世代からCoreMシリーズとしてcore m3/core m5/core m7という名前を付けるようになりました。
ただし、名前だけで実態としてはクロック数違いなだけ。
core iシリーズはキャッシュサイズやコア数などの違いで名前が変わっていましたが、core mシリーズはそうではないので注意。
Intelのホームページを見ると以下のような性能表が記載されています。
プロセッサー・ナンバー | キャッシュ | 動作周波数 | コア数/スレッド数 | 最大 TDP/消費電力 | グラフィックス | メモリーの種類 |
---|---|---|---|---|---|---|
インテル® Core™ m3-6Y30 プロセッサー (4M キャッシュ、最大 2.20 GHz) | 4 MB | 900 MHz | 2/4 | 4.5 W | インテル® HD グラフィックス 515 | LPDDR3-1866、DDR3L-1600 |
インテル® Core™ m5-6Y54 プロセッサー (4M キャッシュ、最大 2.70 GHz) | 4 MB | 1.1 GHz | 2/4 | 4.5 W | インテル® HD グラフィックス 515 | LPDDR3-1866、DDR3L-1600 |
インテル® Core™ m5-6Y57 プロセッサー (4M キャッシュ、最大 2.80 GHz) | 4 MB | 1.1 GHz | 2/4 | 4.5 W | インテル® HD グラフィックス 515 | LPDDR3-1866、DDR3L-1600 |
インテル® Core™ m7-6Y75 プロセッサー (4M キャッシュ、最大 3.10 GHz) | 4 MB | 1.2 GHz | 2/4 | 4.5 W | インテル® HD グラフィックス 515 | LPDDR3-1866、DDR3L-1600 |
赤色表記したのが、今回のMacBookに搭載れているCPUと思われるもの。
TurboBoost時は表記通りですが、通常の動作周波数がMacBookと異なります。m3はクロック数を200MHz、m5、m7はクロック数を100MHz高クロックにしているんです。
これは、性能を引き上げるため。実は2015年モデルでも同じことをしています。
グラフィック性能
この機器に3D性能を求めてはダメですが、2D性能は通常利用には申し分ない。
Appleのページより
デュアルディスプレイとビデオミラーリング:本体ディスプレイで標準解像度、30Hzの外部ディスプレイで最大3,840 x 2,160ピクセル表示を同時サポート(数百万色以上対応)
とあるので、30Hzになるという制限はありますが、外部モニタで4Kまで対応。(通常は60Hz。ウインドウ移動とかの滑らかさが少し劣ると思えばOK。動画見なければ普通に使えます)
まとめ
Core Mって実は凄いんです。ただ、凄いからって動画編集を思いっきりやったり等には向かない。
ファンレスということもあって長時間の高負荷には弱い。その点は注意してください。
ダイコクのようにブログ書いたりするにはなんの問題もない性能を持っていますよ。