ダイコク@三重県ブロガーです。
残業規制について考えてみる。そもそもなんで残業するの?
残業は悪なのか?
長時間労働の是正として、企業としてこんな取り組みをしている会社もあります。
一部引用すると
長時間労働を是正しようと、はるやまホールディングス(HD、岡山市北区表町)は、定時に退社する社員に「ノー残業手当」を支給する新制度を4月から導入する。社員の健康に配慮するとともに、業務の効率化を促すのが狙い。
スーツ販売の子会社・はるやま商事(同)と合わせた計約1200人(課長級以上を除く)が対象。残業時間ゼロの社員に月額1万5千円を支給する。残業した社員についても、残業代が1万5千円に満たない場合は、手当と同額になるよう差額分を支給する。
このような取り組みらしい。企業としては新しい取り組みでそこで働いている人にとっては従業員のことを考えてくれる良い会社だと思う。
しかし、その実態は企業としても残業費用の圧縮を目指した取り組み。
コレってWin-Winの発想になるから良いのか。
そもそも、長時間労働はなんで発生しているのか?残業=悪なのか?
我々は効率化という呪縛に縛られていないか?
もう一点気になるのは、「業務の効率化を促すのが狙い」ってある。
そもそもの話、ココの会社の従業員はそんなに効率の悪い仕事をしているのか?と言うこと。
そんなことはあり得ない。
企業や業種によっても方法論は違うけど、従業員は毎年、売上・利益率を向上させるために努力をしている。
努力によって売れれば良いけど、それだけじゃダメだから効率を上げるための活動はどのグループもしていることだ。
必ずと言って良いほど、どの会社にもそういう意識の高い社員は1人はいるはずだ。
会社はそういう人たちの努力を無き者にするこの言葉を使うべきじゃ無いと思う。
世の中の人に説明するのにこれだけ簡単に伝わる言葉はない。「効率化」っていう魔法の言葉を言えば誰もが納得する。
ココで言われているのは「個人の業務の効率化」だが
本来、すべきは「会社組織としての効率化」では無いのか?と思う。
それなのに毎年やるべきコトが増えていき、仕事量は増えていく。
残業規制で早く帰りなさいと言うが、個人としての負担量は変わらない。いや、業績を右肩上がりにするのであれば毎年負担は増えていく環境下にある。
残業することで見えることもある
特に新入社員は覚えることがいっぱいだ。
ベテラン社員が1ヶ月で10の仕事をするとすれば新入社員は1〜2の仕事しか出来ないこともザラにあるだろう。
残業をさせないと言うことは新入社員は1〜2の仕事でも良いと言い換えれる。
しかし、3くらいの仕事をして貰うことが成長を促す。
そのためにする残業は必要な事では無いのか?
コレは「個人の業務の効率化」に当てはまる部分だが、この残業は悪になるのか?
残業=悪と紐付けるのは簡単だ。
しかし、残業するのにもそれなりの理由があるのでは無いか?
その辺りをしっかりと考える機会を会社として働く社員として考える機会が必要な時代
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