5月31日、アップル社はiPad/iPod touchの定価価格を改定しました。改定というとコストダウンによる「値下げ」がされる事が通例ですが、今回は「値上げ」です。しかも、商品によっては1万円以上値上がりしてます。原因は円安の為。
1つだけ言える事は、AppStore・AppleStoreで気になっているアプリの購入を迷っているならば「高いアプリ程、今のうちに買っとけ」です。
Apple製品の値段って?
Apple製品は基本として「ドル」で計算します。それを各国の為替に合わせて独自のレートで値段を決めています(多少の変動では問題ほどの上乗せ をして決定しているようです)アップルが決めるレートが製品によらず一定だとするとiPhoneのAppStoreでは1ドルの商品は85円で販売されて いるので1ドル85円計算をしています。以前、2011年7月までは1ドル105円計算でした。当時もなんの予告も無く突然、昨日まで105円で販売され ていたアプリが85円になって、開発者を困惑させました。
今回の値上げを計算すると・・・
今の時点でiPad mini 16GBの値段を確認すると アメリカ:329ドル 日本:32800円 で1ドル99.7円 因みに、5/30までは28800円だったので1ドル87.5円でした。
この記事を書いている6/2時点での為替は1ドル100.7円です。
今回の値上げが示すもの(予想)
今回の値上げはiPad/iPodTouchのみ。利益を確保するという意味で考えると単価の高いMac製品やiPhoneの値上げが行われないの は不自然に見えます。これは恐らく6/10から開催されるWWDCというAppleの開発者のためのイベントでMacの2013年モデルが発表されるか ら、その新製品でレートも合わせて修正し、値段発表して来るんだろうなぁと思ってます。
iPhoneは特別扱い?
iPhoneに関してはiPad/iPodTouchと同じタイミング(最近だと秋なので次回も秋と推測)での更新と推測。じゃぁiPhoneはな んで値上げしなかったの?と言う疑問が出てきますが、iPhone は噂として、キャリアが扱う為に○○台以上売る契約をしないと扱えない噂があります。この契約の中に値段が決まっていて値上げをしないんだと思います。
今回の値上げは妥当?
日本に住む人からすると「同じ製品が1万円も高くなった」という事は相当の衝撃で消費者心理としては全く気持ちよくありません。でもAppleとし ては「全て米ドルの等価で売ってます。」というのが以前からのスタンスなので妥当だと思います。逆に、今までの為替が下降の一途だったので、2012年ま では新製品の度に性能がグンと上がってるのに販売価格が安くなるという買う人には嬉しいけど、なんか変な感じだったのも確かなので・・・それがずっと続け ば良いのにね。
今後の動向
今後、一番気になるのはAppStore、AppleStoreでのアプリの販売価格です。今は1ドル85 円計算で売られています。恐らく近日中にこちらも1ドル105円くらいの値段設定に変わると思われます。
例えば、MacのOSは今20ドルで販売されていて日本では1700円で購入出来ます。価格改定が発生(仮に1ドル105円に)すると2100円に なり同じ物が400円の値上げです。自分が利用するアプリの中で4250円(50ドル)で購入したアプリがありますがこちらは5250円となり、1000 円も変わります。結構、大きな金額で変わります。
まとめ
今回の値上げは海外のガジェットばかり利用している自分には大変痛い。だけども、それはアベノミクスがテレビでやいのやいの言われていた時から知っていた事実であり、いよいよ影響し始めたか・・・と言う感じです。
こうなったら、メイドインジャパンの製品に頑張って欲しいですね・・・今のところ積極的に触りたいと思わるガジェットありませんが・・・強いて言えばXperiaかなぁ。