ミズタニ@三重県ブロガーです。
ミズタニの現在の本業はIT業界でプログラマ兼プロジェクトマネジメントをやっております。主にWebアプリが中心。時々バッチ処理やExcelVBAなど。そんなミズタニもこの本には共感と今後のIT業界のあり方について考えさせられましたよ。
SEのフシギな生態
IT業界のものづくりは「お客様に価値ある製品を提供する」というのは何処の会社でも同じ事だと思います。お客様がある企業だったり、一般ユーザだったり違いはありますが。
きたみりゅうじ氏はそんなIT業界でミズタニ以上に過酷な現場で働いていたようです。ミズタニはまだまだ恵まれた環境だった。だからこそ、こんなに大変な職場もあるんだ?というのが第一印象です。これは自分が働いている環境によって共感できたり共感できなかったりしますね。
共通して思うのは
- 客先の常識を知らないと痛い目を見る
- 客先は自分たちが欲しいものを100%描けていない
- 自分の想定していない事もIT業界の人は想定している
- システムは100%完璧だと思っている
って所です。これ見てて思うのは「IT業界ってスーパーマンでエスパーを募集しないとできない」って事です。
外から見たら変な世界
多分、IT業界に携わっていな人から見たら「そんなの話し合い等々で詰めれば良いじゃん?」って思いますよね?所がどっこい、このシステムってやつは厄介で「ある特定の個人」が必要なんじゃなくて、「会社という得体の知れないもの」が必要としているんです。だから人(部署)によっては使いやすかったり、使いにくかったり。よくキーマンとなる人から要件を聞き出せと言われるのはこの得体の知れないものの中から楔を打つための作業でもあるんです。
IT業界にいるとわかるのが以下の図。よく実態を捉えています。
8章は必読
IT業界を目指していて覚えておいたほうが良いのはこの本の第8章!ここポイントです。ここを押さえておく事が重要ですよ。1−7章は忘れても良いけど8章だけは熟読を!
若者よ、IT業界を目指そう
以前のエントリでも人月単価というのはどうなの?と書きましたが、もう少し切り口を変えていく必要性を感じます。
昨今、IT業界離れが話題になっています。そして、相対的にプログラマが不足している!なんとかしないと!と言われている。そりゃIT業界の事を調べてみたら3Kだ7Kだと自虐的に叫んでいる人が多ければそんなアブナイ所に誰が行きたいと思うのでしょうか?
でもね、プログラム組むって楽しいよ?思い通り動いた時の達成感がミズタニは好きです。だから好き好んでIT業界にいるわけですよ。それは間違いない。もっと楽しい職場だよ!って胸張って言えるようにしたいですね。
ミズタニが読んだ本の情報
SEのフシギな生態
きたみりゅうじ
発行 幻冬舎(for Kindle)
SEのフシギな生態 失敗談から学ぶ成功のための30ヶ条 | ||||
|
SEのフシギな職場―ダメ上司とダメ部下の陥りがちな罠28ヶ条 (幻冬舎文庫) | ||||
|