ダイコク@三重県ブロガーです。
購入した本、次の時代を、先に生きる。まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ から学ぶ違う生き方を模索する。
ブックレビュー
現代の大量生産、大量消費の世の中で成り立っていた経済成長は限界を迎えつつある事は誰もがうすうす感じている事。みんなが持ってるし、みんな使ってる。そこそこ便利だ。という状態なのに更にモノを買う。
ある意味、ガジェッターとしては正しい姿(笑)なのかもしれませんが、みんながみんなそうなのか?と言われれば自分の周りを見渡してみると賛同してくれる人は10%ぐらいでしょうか?後は「無駄遣いして」と言われる。
でも、そういう皆さんが勤めている会社もある意味「無駄遣い」しなければ経済成長なんて見込めない業態が多いわけですよ。なんか矛盾してる。
そんな経済成長は破綻してると言うことを教えてくれるのが本書。
ダイコクの中では「がっつーーーん!」と響き渡った本です。
社会人としてはあまり表だって言えないことをズバズバと言ってくれる。ダイコクは賛同できることが多々あります。
基本的に資本主義社会では当たり前だが、「儲けたモノがち」という拝金主義になる。そんなこと無い!と言う人が居るかもしれないが資本主義社会とは「利潤や余剰価値を生む体制」を取っている社会のこと。つまり、他を蹴落としても儲けたモノ勝ちなんだよね。
株式会社も元々の成り立ちは「多くの賛同者(応援者)からお金を募って事業をする」事なんだけど、現代では「オレ(出資者)がカネ出してやってるんだから儲けて配当よこせ」という考え方の人が多くなった。だから一昔前に話題となった「株式会社とは誰のモノか?」という論調も出てくる。結局、給料と雇用のための雇われ奴隷にならざるを得ない。
でも、それをおかしいと感じる人も沢山いる。働くことが楽しいから働くし、会社に貢献すると考える人も居る。ダイコクもコチラの考え方に近い。だからこそ会社は社員のモノであるし、売り上げを上げていくことは二の次で働くことが楽しい会社であれと思う。
この本では「自分の好きな仕事」を「ナリワイ」と呼び、生活に困らないだけのお金を稼ぐミニマムライフを推奨している。そうした方がストレス無く働けるから。雇われ人生から仕事を創る側になることで自由な生活を送ることが出来る。著者の髙坂さんは週休3日のbarをナリワイとして生活をしている。ストレス無く働けて生活に困らないだけのお金は手にできている。そんな生き方に憧れる。
まとめ
久々に一気読みした本でした。
現代社会の歪みを的確に指摘し、ダイコクが感じていた矛盾と、それを解決するための考え方や行動の仕方についてがまとめられている。
ダイコクには現代の経済成長が間違っているか?は分かりません。ガジェッターとすればワクワクする新製品をメーカには作って欲しいと思っているし、期待している。それって経済成長してよ!って言ってるのと同じですしね。でも、自分には経済成長オンリーな働き方は出来ないと悟ってしまっている。
少なくとも、今の会社構造はおかしいのでは無いか?と思ったら読んでみると価値が十分にある本なので是非読んでみて下さい。
次の時代を、先に生きる。 – まだ成長しなければ、ダメだと思っている君へ – | ||||
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