乾電池駆動のモバイルバッテリー事情

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ダイコクナオキ@ガジェットバカ(@N_Daikoku)です。

最近購入した乾電池駆動のモバイルバッテリーの事情についてまとめてみました。蓄電池式と何が違うのか?乾電池式のメリット/デメリットは?

乾電池駆動のモバイルバッテリー事情

昨今の乾電池駆動のモバイルバッテリーを見てみると「2本」で駆動するタイプと「4本」で駆動するタイプがあります。現在販売されている乾電池駆動のモバイルバッテリーは「4本」タイプが圧倒的に多いです。

なぜなら、今時の機器のバッテリー容量の増加電圧問題から。

USB端子の規格として給電能力が5Vと決められています。このため、マイクロUSB端子の機器については5Vで駆動する様に設計されているのです。

乾電池は1つ1.5Vで設計されています。乾電池を直列に繋ぐと電圧は足し算になるので乾電池2本だと「3V」、乾電池4本だと「6V」となります。
※充電池であるニッケル水素電池は1.2Vで設計されているので2本で「2.4V」、4本で「4.8V」となります。

このため、4本で駆動するタイプのモバイルバッテリーは何も考えなくても5Vを給電できるので4本タイプの製品が多くなります。

また、最近のスマートフォンはバッテリー容量が非常に大きくなっています。乾電池1本から出せる放電能力はあまりないため、4本利用するタイプが有利となります。

乾電池2本で5Vを出力するカラクリ

先の説明で乾電池2本タイプでは3V(または2.4V)しか出力として出せないと説明しました。これだとUSBの規格である5Vには届かないのでそもそも充電が出来ません。このため電圧を上げる「昇圧回路」というものを組み込んであげる必要があります。

この昇圧回路はアップコンバーターとも呼ばれています。この昇圧回路を組み込むことによって乾電池2本でも5Vを給電するコトに成功しているのです。

時々、レビューで「充電出来なくなった」とか「そもそも充電できない」というアイテムも見かけますが、これらはこの昇圧回路によって5Vを出せていないか、昇圧回路が壊れてしまった場合が考えられます。

上記の理由から5V給電できるか?と言う視点から乾電池2本タイプを購入するときには「ニッケル水素電池(いわゆるエネループ)」対応か?も1つのポイントとなります。

まとめ:乾電池タイプのモバイルバッテリーは非常時に持っておいても良い

2017年現在、ポケモンGOをはじめとするスマートフォンアプリが大人気となっており、モバイルバッテリーの所持率が高くなっているようです。それと呼応するかのようにモバイルバッテリーの容量UP・コンパクト追究・価格下落が非常に速いスパンで進んでいます。

正直、こんな状況下で乾電池駆動のモバイルバッテリーを購入する理由はほぼありません
よっぽどモバイルバッテリーに充電できない環境とか非常事態を想定していないと。

しかしながら、昨今では大きな地震による停電が各地で発生しています。そういう事態に備える為にも乾電池駆動のモバイルバッテリーを用意しておいても良いかもしれませんね。自分も保険感覚で購入しています。

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ABOUTこの記事をかいた人

三重県ブロガーでガジェッター 毎日をワクワクの出来事でいっぱいに! 気になったガジェットの紹介から始まり ダイコクが購入したガジェットのレビューをメインに更新中。 日々の生活の中での「ワクワク」を文章にしてお届け。 二児のパパでもあり、イクメン活動中。 本も年間100冊くらい読んでます。 自分の中の気づきも定期的にエントリとして綴っています。