男性の育児休暇には「向く人」「向かない人」が絶対いる。5ヶ月間育児休暇をとって感じたこと

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ダイコク@三重県ブロガーです。

2016年11月〜2017年3月までの間の5ヶ月間、育児休暇を取得しました。

育児休暇を使いイクメンに挑戦しているブロガーの育児休暇の実態

2017.01.31

そして、育児休暇を取ってみて思ったことは「育児休暇は全ての人に向くモノではない」という事実。

育児休暇って取らなきゃいけないの?とお悩みのお父さん、我が家の夫も育休を取って欲しいなぁと考えているお母さん、男性が育児休暇を取ってみるのに「向く人」「向かない人」がいます。

本当に男性が育児休暇を取って良いものかどうか?を検討する一つの材料としてみてください。

育児休暇とは?

育児休暇とはその名の通り、育児をするために行う休暇です。男性の育児休暇は現在、国が推進しておりその為の制度が設けられています。

育児休暇中の育児をするというと何を想像しますか?

目の前に赤ちゃんがいます。スヤスヤ寝てます、寝る子は育つ!です・・・

あれ?育児休暇とってもやることないやん?赤ちゃん寝てるやん?

って考えている人いませんか?

しかし、実際に子育てをしてみるとずっと寝てるなんて理想はない事が分かります。赤ちゃんにだって個性があります。「全然寝ない子」だっているんです。「ずっと泣いている子」だっている。

もちろん、赤ちゃんの世話だけではありません。家事だってしていく必要があります。

いや、むしろ育児休暇を取得した男性がサポートできる事は家事がメインになるかも知れません。

男性の育児休暇って良いの?

まず、世間一般ではまだまだ浸透していない休暇だと思ってください。ネットの情報を見てみると、男性の育児休暇の取得率は2%だとか。

うーん、あまりにも低い取得率。完全にレアケースですね。

ただ、育児に関心のある男性の中では「育児休暇」という事に対する興味は大きいようで結構な割合で「育児休暇、取ってみてどうでした?」って聞かれる事が多い。

みんな「興味」はあるんです。でも、実態が分からないから躊躇するという面もありますね。

男性の育児休暇って良いの?という聞き方をされれば「とても良い経験ができました!」という話になります。でも、そのためには実態を正しく伝えなきゃとも思うわけです。

男性の育児休暇に「向く人」「向かない人」

男性が育児休暇を取る・・・これが増えると良いなぁと思う女性は多い。特に第1子を出産される女性は「初めての事だらけ」なんだから夫のサポートは欲しいと思うのは当然だと思います。

ただね、男性側は「妻が育児休暇を取って欲しいと言ったから」という理由で育児休暇を取る事はおすすめしません。あくまでも、夫自らが「育児休暇を取得して子育てに関わりたい!」と強く思う人じゃないと育児休暇はうまくいかないと思います。

育児休暇は「やらされている」受け身ではキツい。それだけは心に留めておいてください。

育児は苦手だと思う人は取ってはないけない

「赤ちゃんの仕事は泣く事だ」って聞いた事ありませんか?生まれたばかりの赤ちゃんは泣く事によってしか意思表示ができないんです。

でも、大人にとって「泣き声はノイズ」としか認識できない人もいる。そういう人は育児休暇には向かない。毎日毎日ずーーーと泣き続ける赤ちゃんと向き合ってあげなきゃいけないのです。

正直、苦手だなぁと思う人はしっかりと妻と話し合ってください。赤ちゃんと触れ合う事だけが育児ではないと思うんです。赤ちゃんとは触れ合わずとも、家事全般をサポートしたりするのも育児の一環です。

直近4ヶ月くらいは無収入でやっていける経済的体力が必要

育児休暇を取得すると男性・女性ともに「国から育児休業給付金」がもらえる制度があります。

半年までは毎月の額面給与の67%、半年〜1年までは額面給与の50%を国から支給されるありがたい制度。また、社会保険料が免除になったりするので実際にはもう少し多く貰えます。収入によって変わるから具体的数字は出しにくいですが、80%前後くらいもらってました。

ただし、1点だけ注意点があります。お金が振り込まれるのは4ヶ月ほど後になるのです。

ざっくり言うと
– 給付を受けるためには「実際に育児休業していた実績」が必要
– 給付は毎月ではなく、2ヶ月分をまとめて支払う

という条件があります。

2ヶ月休んだ実績を3ヶ月目に申請書を(会社経由で)書いて提出、翌月振り込み。という流れで4ヶ月後

一般のサラリーマンの場合は4ヶ月間、無収入でも経済的に耐えれる貯蓄が必要になるので注意。さらにこのタイミングでは赤ちゃんの健康面が安定しない時期でもあるので保険として病院代として多めの貯蓄が必要です。

仕事が楽しい!もっと出世したい!と思う人は職場とよく話し合う時間を持つこと

男性の育児休暇ってまだまだ「レアケース」という事は先に紹介しました。

止むに止まれぬ事情で「育児休暇」を取得したら職場を辞める羽目になったというネット記事もあります。それくらい「職場に制度はあるけど、それは会社が世間体を気にして設置しただけのなんちゃって制度」の場合もあるから注意が必要です。

仕事で貢献したい!という人が育児休暇を考える場合は

まずは会社に事情を相談し、理解を得る事から始めてください。

もちろん上司だけではなく、働く仲間や上層部にも理解してもらう必要があるので、育児休暇を取得する意思があるなら妊娠して安定期に入ったタイミングですぐに相談。

育児休暇には自分の意思と会社の意思が噛み合って初めてうまくいきます。

子供が大好き!という人はこの上ない制度だから育児休暇は活用すべき

過去エントリでも書きましたが、子育ては忍耐です。

父親が5ヶ月の育児休暇を終えてみての感想を述べてみる。子育ては忍耐だ

2017.04.01

忍耐と表現したのは「自分の時間が取れずに毎日毎日同じ事を繰り返す時間を覚悟する必要がある」という意味合いから。

しかしながら、「自分の時間なんかいらないよ?赤ちゃんと触れ合える時間が毎日続くのであればそれは天国じゃん?」って思える人にとっては育児休暇っていうのは是非活用すべき制度です。

まとめ

子供好きですか?嫌いですか?それによって育児休暇に対する考え方が変わるかもしれません。ただ、自分の子って他の子よりも可愛く思えるものです。

男性が育児休暇する事で見えてくるものもあります。自分の場合は第2子である次男が生まれた時に育児休暇を取りました。長男の時には取得しなかったので家事育児をしてみて、「あ、妻はこれを一人でしていたのかぁ〜。大変だな・・・」ってしみじみ感じた。

自分は子供が好きです。仕事はそこそこ好きです。仕事に対する出世欲とかはあまりありません。自分の好きな事が出来て自身が成長出来る環境であれば良いと考えていたりします。

だから育児休暇によって評価が下がるんじゃないか?という事は気にしませんでした※

※少なくとも、育児休暇中の期間は「仕事をしていない」訳だから同じ実力の同期と比べたら出世が遅れるというのは認識しておいてください。
これを育児休暇の「デメリット」として捉えるのであれば育児休暇には向きません。

だから最初は「育児休暇を取っても平気」と感じていました。

仕事面は大丈夫!だから心置きなく育児に専念するぞー!と思って育児休暇を取ってみたら「子育ては忍耐だった」というくらい結構大変でした。

育児休暇を取りたい!と思ってもそれに「向く人」「向かない人」が絶対いるよなぁ・・・と思ったのでエントリとして書いてみた。

育児休暇を取得するのに「向かない人」が悪いのではありません。「向かない」のであれば違う形で貢献すれば良いだけの話です。育児休暇を取得しないからって父親としての価値が下がる訳ではない。それだけは忘れちゃいけない事。

育児休暇についてしっかりと考える材料になれば良いな!と思いながらエントリを締めたいと思います!

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ABOUTこの記事をかいた人

三重県ブロガーでガジェッター 毎日をワクワクの出来事でいっぱいに! 気になったガジェットの紹介から始まり ダイコクが購入したガジェットのレビューをメインに更新中。 日々の生活の中での「ワクワク」を文章にしてお届け。 二児のパパでもあり、イクメン活動中。 本も年間100冊くらい読んでます。 自分の中の気づきも定期的にエントリとして綴っています。