廉価版AndroidタブレットであるIconia B1-760HDを購入したのでレビューします。
ハードウェアスペック
先の購入報告でも記載しましたが、ハードウェアスペックとしては2年前の中級〜上級機と言った感じ。2015年秋の発売ですが、OSは2世代前のAndroid5.0を搭載しています。
CPUはクアッドコアだし、画面解像度もHD画質だし、メモリが2GBあれば文句ナシの端末です・・・が、購入したから知ったのですが、Android5.0はメモリリーク問題があり、突然フリーズしたりするようです。そういえば、ゲーム中に何度か固まって動かなくなる現象が出てますね・・・気になる人は要注意ポイントになります。
CPUはMediaTekというメーカ。型番のMT8127というよりもCortex-A7と言った方が雑誌とかで見かけるかもしれません。2014年夏ごろに発売されているCPUです。このCPUは、KindleFireでも採用されている模様。廉価版用って感じです。
画面について
画面は非常に見易い。7インチで1280×720のHDの画面密度なので細かい字も結構しっかりと読めます。また、液晶もIPSを採用していて見易い。気になる点としては指紋がつきやすく、汚れが取れにくい画面です。せっかくキレイな液晶が勿体無い。これはフィルムでどれだけ改善できるか?を後日検証します。
Kindleアプリでの読書は7インチという手頃なサイズ感も相まって非常に読みやすいです。
処理速度について
正直、画面タップからワンテンポ遅れるイメージがあります。ただ、Nexus7@2012と比べるとそれより早い。Androidはこんな感じだと思えば特には気にならないかもしれません。タップ時の反応は非常によいです。
子供が「妖怪ウォッチぷにぷに」で遊ぶのでこれが基準になりますが、Nexus7@2012ではゲーム画面の「ぷに」を繋げているアニメーションで処理がカクカクになりますが、B1−760HDはならず、非常に滑らかにプレイできます。ただし、キャラが必殺技を使う際にカットインするアニメーションは処理落ちでカクカク動作になります。
2D処理はいいけど、3D処理が最近のゲームについていけてない感じですね。
※バックグラウンドでアプリのダウンロードが実行されていると、他にアプリが起動していなくても動作がカクカクに。ギリギリ滑らかに動くスペックといったところです。
購入対象は?
7インチ端末でネットしたり、本を読んだりしたい人。利用用途が限られている人がこの端末の対象です。この端末に何もかもを望んではいけませんが、大きな処理速度を必要としない使い方であればこの端末は使い勝手が良いです。
ただし、Nexus7@2013からの買い替えでは、すべてにおいてスペックダウンとなるので満足感は少ないかもしれません。値段相応です。
OSにメモリリークという爆弾を持っているのでちょっと不安なので、イチ利用者としてはOSのバージョンアップの用意を期待したいところです(2015年9月発売端末で発売時点で1世代前のOS搭載機なのでちょっと期待薄ですが・・・)
Acer タブレット Iconia B1-760HD Android5.0/IPS液晶/7インチ